これからも
thought:勇助
「よぉ」
「よッ!」
俺とお前は挨拶をした。
最初に挨拶を仕掛けたのは俺だ。
返してくれたのは、
俺の親友の、龍田 光輝(リュウダコウキ)。
そして、俺の名前は、
勝野 勇助(カツノユウスケ)。
お前は元気だけがとりえだった。
いっつも、何やっても、
お前は失敗ばかりしてやがる。
そんな俺も、そこまで優秀じゃない。
アホに言えるほどはあるかもしんねぇけど。
でもな、俺はお前が羨ましかった。
みんなに認められて、みんなとバカらしく騒げて。
俺はそんな事できなかった。
今まで、ずっと静かに生きてきたからだ。
周りのみんなからも、俺の印象は、
{クール}
{大人しい}
{優秀}
{静か}
{真面目?}
とか、そんな事ばかりだった。
だから、お前が羨ましかったんだ。
でも、裏では、お前が疎ましかった