これからも
-翌日-
「龍田は、欠席だ。
家の都合だそうだ」
ん…それで、
待ち合わせ場所にいなかったのか。
珍しいな…
光輝が休みなんて。
家の都合って、
何があったんだ?
光輝がいない1日は、
長く長く感じた。
そして、
やっと学校が終わり、
帰ろうとした時だった。
下駄箱で、
誰かが俺に話し掛けてきた。
「あの…勝野くん」
振り返るとそれは、
白瀬だった。
「んぁ?」
「話しがあるんだけど…
一緒に帰らない?」
は?何で?