ミクロコスモス
ぽっぽー
遠くで、汽笛が聞こえた
―――誰か来る。
それは電光石火のごとく、あたしの頭の中にダイレクトに飛び込んできた。
汽笛が聞こえた。
誰かが来る。
誰かが・・・・・・切なる願いを持った者が。
生きているのか死んでいるのか。
人なのか動物なのか。
誰が来るのか、何もわかりはしないけれど、あたしは歩き始めた。
誰が来ようと、あたしは行かなくちゃいけないから。
誰かが来るのなら、あたしは迷わず駅に向かわなくちゃいけないから。
それは権利で、義務で、習慣だから。
あたしは、行かなくちゃいけないの。
遠くで、汽笛が聞こえた
―――誰か来る。
それは電光石火のごとく、あたしの頭の中にダイレクトに飛び込んできた。
汽笛が聞こえた。
誰かが来る。
誰かが・・・・・・切なる願いを持った者が。
生きているのか死んでいるのか。
人なのか動物なのか。
誰が来るのか、何もわかりはしないけれど、あたしは歩き始めた。
誰が来ようと、あたしは行かなくちゃいけないから。
誰かが来るのなら、あたしは迷わず駅に向かわなくちゃいけないから。
それは権利で、義務で、習慣だから。
あたしは、行かなくちゃいけないの。