指切りげんまん
清水くんは
そのケンカを
ただ
みてる事しか
できなくて

そのうち
ケンカが
ヒートアップして

“産まなきゃ
よかった”

その言葉が
でたとき…

自分は
いらない
子供だったんだと…


ショックが
大き過ぎて
涙は少しも
出なかったらしい


結局は
おばあちゃんに
育てられることに…

おばあちゃんは
すごく愛情を
くれた

だけど
お父さんと
お母さんに
捨てられたという
悲しみは
消えなかった


その時から
清水くんは
笑わなくなった


そのショックが
今でも変わらず
清水くんを
苦しめているの



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