指切りげんまん
第④章・誤解
3日後
ようやく
松葉杖がとれた


歩くのは
いいけど
走るのは
包帯が
とれてかららしい


昼休み
教室は
ガヤガヤ
お弁当タイム


結花が
海斗くんのこと
言い出した


「海斗くんね
りりあに
避けられてるの
すごく
気にしてるんだけど」


「いいんだよ
あの時の
私の悲しみを
思い知ればいいんだ」

私は
憎しみを
込めて言った

「ははは~
相変わらず
恨んでるね」

結花は苦笑い



< 58 / 220 >

この作品をシェア

pagetop