年下オトコたちの誘惑【完】
「メッチャ忙しくて杏ちゃん、あーちゃん呼びに行ったやん?でも戻ってきたのは二人やなくて、あーちゃんだけ」
「でもっ、わたし。疲れて、寝ちゃって…」
「ちゃうって。そこやなくて、あーちゃんの顔つーか、雰囲気がいつもと違ったんや」
碧都の雰囲気が、いつもと違った…?どんな風に…?
「あーちゃんと、なんかあったんやろ?」
でも、楓に何も聞けなくて。楓の質問に、わたしは『……うん』としか言えなかった。
「そうか。うん、とりあえず出よか」
「えっ、何があったか聞かないの…」
「聞いたら教えてくれるん?」
あー、楓って優しい。ただのチャラ男じゃないんだよね。
「でも、あーちゃんのことキライにならないでほしいんや」
「えっ」
「あーちゃん、あー見えて。えぇ奴やねん。だから、ホンマキライにならんといて?」
そんでもって、友達思い…
「あー、でも。どうしてもボクがええなら、いつでも歓迎するで?」
じゃなかった…。
「楓ってさぁ。どれがホントの楓なの?」
「なんやそれ。これがホンマのボクやで。杏ちゃんだけに、ボクは優しいんや」
「ウソばっかり。わたし、知ってるんだからね?」
冷めた目で、楓を見上げた。
「でもっ、わたし。疲れて、寝ちゃって…」
「ちゃうって。そこやなくて、あーちゃんの顔つーか、雰囲気がいつもと違ったんや」
碧都の雰囲気が、いつもと違った…?どんな風に…?
「あーちゃんと、なんかあったんやろ?」
でも、楓に何も聞けなくて。楓の質問に、わたしは『……うん』としか言えなかった。
「そうか。うん、とりあえず出よか」
「えっ、何があったか聞かないの…」
「聞いたら教えてくれるん?」
あー、楓って優しい。ただのチャラ男じゃないんだよね。
「でも、あーちゃんのことキライにならないでほしいんや」
「えっ」
「あーちゃん、あー見えて。えぇ奴やねん。だから、ホンマキライにならんといて?」
そんでもって、友達思い…
「あー、でも。どうしてもボクがええなら、いつでも歓迎するで?」
じゃなかった…。
「楓ってさぁ。どれがホントの楓なの?」
「なんやそれ。これがホンマのボクやで。杏ちゃんだけに、ボクは優しいんや」
「ウソばっかり。わたし、知ってるんだからね?」
冷めた目で、楓を見上げた。