年下オトコたちの誘惑【完】
「いいか⁉︎俺はお前みたいな、ばばぁはお断りだ‼︎」
「……ぶっ」
あ、ヤバっ‼︎吹き出しちゃった…‼︎そんなつもりなかったのに、あまりにもライオン碧都が必死すぎて…。
「テメェ…。なに笑ってんだよ‼︎」
「あ、ごめんね?つい、ね…?」
「……っ‼︎くっそ、お前の父親の会社探し出して、ぶっ潰してやんからな‼︎」
え。なにそれ。
「ふんっ‼︎俺にかかれば、そんなこと、ちょちょいのちょいだ‼︎謝るなら今のうちだぜ?」
「またぁ、あおちゃんはそんなこと言って‼︎お姉さん、気にしたらダメだからね?あおちゃんは、そう言ってるだけだからね?」
エロワンコが必死に何かを、わたしに伝えようとしてたけど、わたしの耳には、まったく入ってこなくて…。
「はっ、お前どんだけビビってるわけ⁉︎大事な大事な父親だも……」
「ほんとに、潰せるの⁉︎」
「は…?」
わたしはライオン碧都に掴みかかるようにして、聞いた。もちろんライオン碧都は驚いていて。それでもわたしは、ライオン碧都から目を背けなかった。
「あんた、なに言ってんだ…?自分の父親の会社だぞ?普通に考えたら、おかしいだろ…」
「そ、そうだよ‼︎お姉さん、どうしちゃったの?どこかで頭でも打った⁉︎」
「どこも打ってないよ。って、ごめん。何かガッツキすぎたね、忘れて」
ライオン碧都の腕を無意識に掴んでたわたしは、その手をスッと離そうとした。
けど、その手を大きなゴツゴツとした手で、ガシッと掴まれた。
「は、なして…‼︎」
「お前、やっぱ明日から来い。分かったか、これは命令だ」
ライオン碧都の声のトーンが変わった。その声に少しだけ驚いて見上げると、とてつもなく真剣な目をしていて、年下のくせに、生意気なガキのくせに、その目から離せなくなってる自分がいた。
「イヤだ、と言ったら…?」
恐る恐る絞り出すように声を出せば、フッとライオン碧都の口が緩んで、目も細くなって。
「絶対、来いよ?」
初めてライオン碧都の笑う姿を見た。
多分、ううん絶対に、わたしは明日またこの海に来ると自分でも思った。
「……ぶっ」
あ、ヤバっ‼︎吹き出しちゃった…‼︎そんなつもりなかったのに、あまりにもライオン碧都が必死すぎて…。
「テメェ…。なに笑ってんだよ‼︎」
「あ、ごめんね?つい、ね…?」
「……っ‼︎くっそ、お前の父親の会社探し出して、ぶっ潰してやんからな‼︎」
え。なにそれ。
「ふんっ‼︎俺にかかれば、そんなこと、ちょちょいのちょいだ‼︎謝るなら今のうちだぜ?」
「またぁ、あおちゃんはそんなこと言って‼︎お姉さん、気にしたらダメだからね?あおちゃんは、そう言ってるだけだからね?」
エロワンコが必死に何かを、わたしに伝えようとしてたけど、わたしの耳には、まったく入ってこなくて…。
「はっ、お前どんだけビビってるわけ⁉︎大事な大事な父親だも……」
「ほんとに、潰せるの⁉︎」
「は…?」
わたしはライオン碧都に掴みかかるようにして、聞いた。もちろんライオン碧都は驚いていて。それでもわたしは、ライオン碧都から目を背けなかった。
「あんた、なに言ってんだ…?自分の父親の会社だぞ?普通に考えたら、おかしいだろ…」
「そ、そうだよ‼︎お姉さん、どうしちゃったの?どこかで頭でも打った⁉︎」
「どこも打ってないよ。って、ごめん。何かガッツキすぎたね、忘れて」
ライオン碧都の腕を無意識に掴んでたわたしは、その手をスッと離そうとした。
けど、その手を大きなゴツゴツとした手で、ガシッと掴まれた。
「は、なして…‼︎」
「お前、やっぱ明日から来い。分かったか、これは命令だ」
ライオン碧都の声のトーンが変わった。その声に少しだけ驚いて見上げると、とてつもなく真剣な目をしていて、年下のくせに、生意気なガキのくせに、その目から離せなくなってる自分がいた。
「イヤだ、と言ったら…?」
恐る恐る絞り出すように声を出せば、フッとライオン碧都の口が緩んで、目も細くなって。
「絶対、来いよ?」
初めてライオン碧都の笑う姿を見た。
多分、ううん絶対に、わたしは明日またこの海に来ると自分でも思った。