年下オトコたちの誘惑【完】
page.9
真哉との出会いは、わたしが28歳の時。真哉は課長として、わたしが勤める会社に異動してきた。
ちょうど忙しい時期で、なかなか真哉の歓迎会ができなかったことを、今でも覚えている。
やっと忙しい時期を乗り越えて、一ヶ月が経とうとしてた頃。
真哉の歓迎会が決まった。うちの会社は、そこまで大きくない。
だから、全員が集まっても20人程度。場所は、いつも新年会や忘年会にお世話になる居酒屋だった。
『カンパーイ‼︎』
そう言って、みんなでビールジョッキを合わせる。
当時真哉は40歳。この年にして、独身。でも地位は課長で、顔だって悪くない。
もちろんジョシたちは、みんな食いついた。
「三浦さん、飲んでる?」
「か、ちょう…‼︎あ、わたしやります‼︎」
真哉が、わたしのグラスにビールをつごうとしたのを、慌てて止めた。
「いいから、いいから。飲み会の席では、上司とか部下とか関係ないよ?」
「す、すみません…」
ホントに最初は、ぎこちない会話からスタートだった。
仕事中は、業務的なことしか話さなかったし。
「三浦さん、いくつなの?」
「28です」
「うっそ、もしかして同じ干支じゃない…?」
真哉の顔が、軽く引きつった。
ちょうど忙しい時期で、なかなか真哉の歓迎会ができなかったことを、今でも覚えている。
やっと忙しい時期を乗り越えて、一ヶ月が経とうとしてた頃。
真哉の歓迎会が決まった。うちの会社は、そこまで大きくない。
だから、全員が集まっても20人程度。場所は、いつも新年会や忘年会にお世話になる居酒屋だった。
『カンパーイ‼︎』
そう言って、みんなでビールジョッキを合わせる。
当時真哉は40歳。この年にして、独身。でも地位は課長で、顔だって悪くない。
もちろんジョシたちは、みんな食いついた。
「三浦さん、飲んでる?」
「か、ちょう…‼︎あ、わたしやります‼︎」
真哉が、わたしのグラスにビールをつごうとしたのを、慌てて止めた。
「いいから、いいから。飲み会の席では、上司とか部下とか関係ないよ?」
「す、すみません…」
ホントに最初は、ぎこちない会話からスタートだった。
仕事中は、業務的なことしか話さなかったし。
「三浦さん、いくつなの?」
「28です」
「うっそ、もしかして同じ干支じゃない…?」
真哉の顔が、軽く引きつった。