年下オトコたちの誘惑【完】
尚樹は、一見無愛想に見える。まぁ、喋っても、あまり楽しい感じではないんだけど。

最初の印象だって、かなり悪かったし。

でも、時たま見せる笑顔にオンナノコは、落ちるのだろうな。

わたしも、ヤられたし…。

尚樹が彼氏になったら…。と、また想像してみたりして。

尚樹は、ストレートに恥ずかしいことを言うんだよね。

って、みんなそうか…。

イケメンって、みんな自分に自信があるから、余裕で言えちゃうのかな。

でも尚樹は、チャラくないから、マジメに何かを言われたら、コクンと頷いてしまいそう…。

無意識で頷かないように、気を付けなくちゃ。って、わたしってば自惚れすぎ⁉︎

「杏ちゃ〜ん‼︎ボクも、スケベやで?」
「うん、知ってる」

だってわたしのことを、連れ込もうとしたんだもんね⁉︎楓さん。

「あっれぇ?バレてました?」
「うん、最初からね」
「えぇっ⁉︎で、でも‼︎この関西弁でチャラやろ?」
「胡散臭い関西弁だから、マイナス」

あ、スゴイへこんでる。肩落として、喋らなくなった。おもしろい、どうしよう。

笑ったら、さらに落ち込むよね?が、我慢しよう。

楓は、なんだろうな。胡散臭い関西弁なんだけど、どこか憎めない子なんだよね。

きっと、オンナノコ大好きなんだろうな。扱いも慣れてるし。

楓が彼氏になったら?

変な関西弁が、うつりそう…。やだっ、それは避けたい‼︎

でも、オンナノコ慣れしてるであろう楓は、色んなお店とか知ってそう。

サプライズも好きそうだし。こういう男性に愛されたら、オンナノコは幸せなのかな?
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