年下オトコたちの誘惑【完】
「な、なんだよ‼︎俺らのことバカにしてんのかっ⁉︎」
「別に。バカにはしてないよ。だって“バカ”だろ、もう」
尚樹は“バカ”を強調して相手を煽った。そんなこと言ったら、相手は更に怒るのに…。
「碧都‼︎」
「あぁん?おい、眞一郎‼︎お前、ヒマしてんならこっち手伝え‼︎」
尚樹は、碧都の名前を呼ぶも、かなり忙しいらしく、眞一郎を見つけるなり碧都は叫んだ。
「お前、ココ潰れたらどうする‼︎」
「はぁ⁉︎」
少し距離があるせいか、二人は声を張って会話を続けた。
そして碧都は少し考えると、口を開いた。
「別に、いいんじゃねぇの‼︎遊びでやってんだし‼︎」
こんな適当なことがあるんだ…。別に潰れてもイイ、って…。
「な?碧都も、あー言ってんだ。お前らが何言おうと、俺らは痛くも痒くもないわけ」
碧都と尚樹の会話を聞いてた彼らは、もう何も言えないようだった。
ただ、『チッ』と舌打ちをして更にイスを“ガコン‼︎”と蹴飛ばすと、尚樹を睨み付けながら外に出て行った。
「なお、き…」
「大丈夫?ケガはないの」
さっきまで、ものすごく怖かった尚樹は人が変わったかのように、優しくなった。
あぁ、尚樹って。心を許した人には、優しくなるんだ…。
だって最初会った時の尚樹は、ものすごくイヤだったもん。
取っ付きにくくて、だから“ヤマネコ”ってあだ名を付けたんだ。
「別に。バカにはしてないよ。だって“バカ”だろ、もう」
尚樹は“バカ”を強調して相手を煽った。そんなこと言ったら、相手は更に怒るのに…。
「碧都‼︎」
「あぁん?おい、眞一郎‼︎お前、ヒマしてんならこっち手伝え‼︎」
尚樹は、碧都の名前を呼ぶも、かなり忙しいらしく、眞一郎を見つけるなり碧都は叫んだ。
「お前、ココ潰れたらどうする‼︎」
「はぁ⁉︎」
少し距離があるせいか、二人は声を張って会話を続けた。
そして碧都は少し考えると、口を開いた。
「別に、いいんじゃねぇの‼︎遊びでやってんだし‼︎」
こんな適当なことがあるんだ…。別に潰れてもイイ、って…。
「な?碧都も、あー言ってんだ。お前らが何言おうと、俺らは痛くも痒くもないわけ」
碧都と尚樹の会話を聞いてた彼らは、もう何も言えないようだった。
ただ、『チッ』と舌打ちをして更にイスを“ガコン‼︎”と蹴飛ばすと、尚樹を睨み付けながら外に出て行った。
「なお、き…」
「大丈夫?ケガはないの」
さっきまで、ものすごく怖かった尚樹は人が変わったかのように、優しくなった。
あぁ、尚樹って。心を許した人には、優しくなるんだ…。
だって最初会った時の尚樹は、ものすごくイヤだったもん。
取っ付きにくくて、だから“ヤマネコ”ってあだ名を付けたんだ。