年下オトコたちの誘惑【完】
「楓、ごめんね‼︎なぁに?」
「あぁ、あんのクソがいなくなったから、大変やねん‼︎杏ちゃん、レジできるやろ?ちょい、やってみてくれへん?」
え、クソ…?今、楓“クソ”って言った?だって碧都は、“あーちゃん”なんじゃないの⁉︎
楓の人格が、こんなに変わるなんて…。って、お客さんいるんだった‼︎
レジできるやろ、って…。わたし一回しかやってないんだけど…。
一つ溜め息を吐いて。レジ前に立った。
「いらっしゃいませ」
ぎこちない笑顔で、お客様を見る。目の前にいるのは、カップル。
彼氏が彼女の腰を抱いて、ラブラブモード全開。
可愛らしい彼女に、細マッチョなカレ。見ていて、うらやましくなるほど仲良しさん。
「えっと…。イチゴ金時と、焼きそば一つずつください‼︎」
「あっ、はい。えっと…。イチゴ金時が250円。焼きそばが300円…っと」
楓に言われた通り、思い出しながらキーボタンを押していく。
「550円ですね」
「あっ、じゃぁ。600円でお願いします」
「はい。ろっぴゃく、っと押して…現計っと」
ここまで順調だっ。よし、このままだ。頑張れ、わたし‼︎
現計を押し、50円を取る。
「50円のお返しです。少々お待ちくださいね」
そう言って彼女にお釣りを渡した。
「あぁ、あんのクソがいなくなったから、大変やねん‼︎杏ちゃん、レジできるやろ?ちょい、やってみてくれへん?」
え、クソ…?今、楓“クソ”って言った?だって碧都は、“あーちゃん”なんじゃないの⁉︎
楓の人格が、こんなに変わるなんて…。って、お客さんいるんだった‼︎
レジできるやろ、って…。わたし一回しかやってないんだけど…。
一つ溜め息を吐いて。レジ前に立った。
「いらっしゃいませ」
ぎこちない笑顔で、お客様を見る。目の前にいるのは、カップル。
彼氏が彼女の腰を抱いて、ラブラブモード全開。
可愛らしい彼女に、細マッチョなカレ。見ていて、うらやましくなるほど仲良しさん。
「えっと…。イチゴ金時と、焼きそば一つずつください‼︎」
「あっ、はい。えっと…。イチゴ金時が250円。焼きそばが300円…っと」
楓に言われた通り、思い出しながらキーボタンを押していく。
「550円ですね」
「あっ、じゃぁ。600円でお願いします」
「はい。ろっぴゃく、っと押して…現計っと」
ここまで順調だっ。よし、このままだ。頑張れ、わたし‼︎
現計を押し、50円を取る。
「50円のお返しです。少々お待ちくださいね」
そう言って彼女にお釣りを渡した。