彼氏人形(ホラー)
昨日と同様にお店のドアを開けるとそこにはすでに藤井さんの姿があり、実紗と楽しそうなおしゃべりをしている。
あたしが近くまで行くとようやく藤井さんはあたしの存在に気が付き「あら、いらっしゃい」と、笑顔を浮かべた。
あたしは曖昧な笑顔を浮かべ、体のパーツに囲まれているという異様な光景に吐き気を覚える。
「あなたたちの人形、とっても素敵に出来上がってるわよ」
藤井さんはそう言うと一旦フタッフルームへと戻り、すぐに長方形の大きなダンボール箱をいつ抱えて戻って来た。
「これが実紗ちゃんの彼氏ね」
そう言うと藤井さんはまたスタッフルームに戻り、そして同じ大きさのダンボール箱を運び出してきた。
「これが陽子ちゃんの彼氏」
そう言い、ふぅと息をはきだす。
「あの……重たいんですか?」
「まぁ、そこそこ大きさがあるからね。でも大丈夫よ、ちゃんと自分たちで歩いて帰ることができるから」
あたしが近くまで行くとようやく藤井さんはあたしの存在に気が付き「あら、いらっしゃい」と、笑顔を浮かべた。
あたしは曖昧な笑顔を浮かべ、体のパーツに囲まれているという異様な光景に吐き気を覚える。
「あなたたちの人形、とっても素敵に出来上がってるわよ」
藤井さんはそう言うと一旦フタッフルームへと戻り、すぐに長方形の大きなダンボール箱をいつ抱えて戻って来た。
「これが実紗ちゃんの彼氏ね」
そう言うと藤井さんはまたスタッフルームに戻り、そして同じ大きさのダンボール箱を運び出してきた。
「これが陽子ちゃんの彼氏」
そう言い、ふぅと息をはきだす。
「あの……重たいんですか?」
「まぁ、そこそこ大きさがあるからね。でも大丈夫よ、ちゃんと自分たちで歩いて帰ることができるから」