彼氏人形(ホラー)
☆☆☆
そして翌日。
この日も学校は休みであたしは両親が仕事へ出かける音をぼんやりと聞いてから、起き出す予定だった。
けれど、朝の早い時間に「なによこれ!?」というお母さんの声が聞こえて来て目が覚めた。
ハッと目を開けたあたしは途端に蒼太の存在がバレてしまったのかと思った。
しかし、部屋の隅で目を閉じている蒼太に気が付くと、すぐにその考えは打ち消された。
まだ眠たい体を起こし、ノソノソと部屋を出る。
「お母さん一体どうしたの?」
そう聞きながら1階へ下りると、玄関先でお母さんとお父さんが棒立ちになっているのが見えた。
2人してなにをしているのだろうと思い玄関覗き込むと、そこには大量のチラシが散乱していたのだ。
「新聞を取り込もうとしたら、こんなことになっていたのよ……」
そして翌日。
この日も学校は休みであたしは両親が仕事へ出かける音をぼんやりと聞いてから、起き出す予定だった。
けれど、朝の早い時間に「なによこれ!?」というお母さんの声が聞こえて来て目が覚めた。
ハッと目を開けたあたしは途端に蒼太の存在がバレてしまったのかと思った。
しかし、部屋の隅で目を閉じている蒼太に気が付くと、すぐにその考えは打ち消された。
まだ眠たい体を起こし、ノソノソと部屋を出る。
「お母さん一体どうしたの?」
そう聞きながら1階へ下りると、玄関先でお母さんとお父さんが棒立ちになっているのが見えた。
2人してなにをしているのだろうと思い玄関覗き込むと、そこには大量のチラシが散乱していたのだ。
「新聞を取り込もうとしたら、こんなことになっていたのよ……」