愛合傘Ⅰ~終わることで始まる物語~【完】

私は書いたメモ帳をさゆりに渡した。


〈気分が悪いから場所かえない?〉


「…でも千尋、」


「いいから。お願い…。」


さゆりが暫くして立ち上がり、荷物をまとめ始めた。


「集中力切れてきたから場所かえよう?」


「ええ?いいけど…。」


ありがとう、さゆり。皆。
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