愛合傘Ⅰ~終わることで始まる物語~【完】
教室に響く雑音。
男子生徒のコールと女子生徒の笑い声。
先生はこらこらそこらへんにしとけと言うものの、おさまったのはその時だけで。
一番後ろだった私にプリントが来なかった。
ごめんと言って何10分間後には渡されるが、目の前に名前が書いてあるのにも対して?
周りの人も話してて気づかなかったの?
そんなことでいじめとか言って先生にチクってるほどバカじゃない。
もう、こうゆうことに呆れてきた。
何もかも諦めてる。
何もリアクションさえ取らずただ流れに任せれば相手だってつまんなく感じるだろう。
合宿のグループに私だけ1人ポツンとたたずんでいた。
いつもこうだ。
グループ活動は疲れる。