愛合傘Ⅰ~終わることで始まる物語~【完】
鼓動が速まっていく。
「関係が崩れるは怖いよ。だけど、ケジメをつけなきゃいけない。」
さゆりはその気だって分かった。
だけど私は嫌だ。
さゆりも私と同じ様にはなってほしくない。
さゆりが…私と違う道を歩んでしまったら……。
曖昧な気持ち。複雑な気持ち。
さゆりは私に優しくしてくれた。
さゆりはなにも悪くない。
だけど…!!もしさゆりが圭太に告白して、結果がどうなるか分からないじゃない!
気が狂いそうだよ…。