愛合傘Ⅰ~終わることで始まる物語~【完】

「はい理子ちゃん、」


パイプイスを渡そうとするが、理子ちゃんは目を細めた。


私は黙って運んだ。



理子ちゃんがそんな態度をとるなら私は頼らない。


自分で運ぶ。


嫌だからわざとらしい動きを見せるのはそれだけの人。
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