愛合傘Ⅰ~終わることで始まる物語~【完】

「大丈夫?千尋ちゃん(笑)」

私の顔を眺めたのは綺麗な女の人だった。

「あー、俺の姉貴。」

「お姉さん?!は、はじめまして!」

「圭太から千尋ちゃんの話楽しく聞いてるわ、話で聞く通り面白い子ね(笑)」

何もかもが突然すぎた。

「もう、圭太ったら自分から走って行っちゃって。」

「千尋がバカだからだ。」
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