愛合傘Ⅰ~終わることで始まる物語~【完】

「………ん?」

ふと目を開けると見慣れた天井。

そっか、私夢を見ていたんだ。

私はその夢を思い出した。

夕日君と圭太…。

結局あのままだった。

もし私がどちらかを選んでいたら、きっと答えが出ていたのかもしれない。


もういいよ。やり直せることなんてないのだから。



再び私は眠りについた。
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