愛合傘Ⅰ~終わることで始まる物語~【完】

「手伝うよ、」

私はネットを持ち、反対側のポールへ向かった。

ガタン…

ドアがしまる音がした。

「さゆり来たね!」

そう奈美が言うと圭太が入り口の横に立った。

「わっ!!!!」

「きゃあ!!!!…――びっくりした…圭太~!」

体育館に向かって来たさゆりを驚かせた。二人の笑い声が響く。
< 246 / 326 >

この作品をシェア

pagetop