愛合傘Ⅰ~終わることで始まる物語~【完】

「いつまでやってんだよ、もう20分だよ。まだ?」

「もうちょっとだから待っててあげて」

「つか、千尋自分の世界に入ってるだろ」

圭太の言葉にずっと無言で続けた私はふっと笑った。


「やっとほどけた!皆ごめんね!」

「管理人さんにごねればいいんだよ!」

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