愛合傘Ⅰ~終わることで始まる物語~【完】

「お嬢ちゃんにはまけたよ、」


「ありがとうございます!」


さゆりがなんとか誤魔化してくれた。



「あーあ、誰かさんのせいで」


隣にいた圭太が視線を下ろした。


「ごめん…なさい…」

もちろん時間がロスしたのは私のせい。


なかなかほどけず20分もかかってしまったものの、最後まで待ってくれた3人に感謝したい。

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