愛合傘Ⅰ~終わることで始まる物語~【完】
「おい、夏祭り行くぞ」
「え?」
「絶対に行く」
「いってらっしゃい」
「ふざけんな、」
圭太と行くのは嫌じゃないけど、人混みが苦手なんだ。
だから、私は行けない。
「あっそ。いーよ別に他の奴誘うから。」
「・・・わかった・・・」
そう言われると行こうと思ってしまう。
それに圭太となら大丈夫。
他の男子と違って仲は良い方だし圭太と行ったらきっと楽しいだろうって思ったからだ。