愛合傘Ⅰ~終わることで始まる物語~【完】


いつもなら『おはよう』って圭太に駆け寄るのに。


どうしてだろう。

避けようとも出来ない。

素直に出来ない。


そんな態度でごめんね。



私はただ教室に向かう圭太を後ろから見ていることしか出来なかった。
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