ヒミツの王子さま!


どうでもいい・・・・・・はずの星創祭は、どうでもよくなくなっていた。


「ぜっっったい、ヤダ!!!」

「お願い!!!マジでこのとーりっ」


逃げ惑う俺をとうとう捕まえて、目の前でお祈りポーズを作っている、クラスメイトの持田るみをジロリと見る。


「お願いされても無理なもんは無理」


はぁと溜め息をついて、るみの手を下げる。
今度はその手を腰にあてて俺を睨んだ。


「・・・・・いつからそんなに冷たい女になったの?ナオ!!!」


「はあ!?」



もう、わけわからん・・・・・


俺は興奮状態のるみに背を向けた。


つきあっとれん。



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