社宅アフェクション
部活が終わり、いないとは思ったが、図書同好会の部室に寄ってみた。
鍵は……開いてる。
「おい、いるのか?」
禁止してもあいかわらず部室は闇のようだ。
俺は暗闇に向かって、さらに声をかけた。
「おい、いるのか?いないよな、いるわけないよな?不用心だけど、帰っていいよな?」
「まだいるよ?」
「 ぎゃあぁぁぁぁぁぁ…って大陸!?」
ふいに後ろから声をかけてきたのは、大陸だった。こんな暗い時間に1人…か?
「かつ兄、部活おつかれ!一緒に帰ろっ!!」
「もしかして、待っててくれたのか?」
「うん!まあ、さつきちゃんと部活やってたら遅くなっちゃったのもあるけど…」
それでもうれしい。部活が遅くなったついででも何でも、待っててくれたこと、一緒に帰れることがうれしい。
「部室に寄ってみてよかった……」
「ん?なに?かつ兄」
「なんでもねぇ。帰んぞ」
素直じゃない俺は、照れくさいのもあって、一足先を歩いた。
鍵は……開いてる。
「おい、いるのか?」
禁止してもあいかわらず部室は闇のようだ。
俺は暗闇に向かって、さらに声をかけた。
「おい、いるのか?いないよな、いるわけないよな?不用心だけど、帰っていいよな?」
「まだいるよ?」
「 ぎゃあぁぁぁぁぁぁ…って大陸!?」
ふいに後ろから声をかけてきたのは、大陸だった。こんな暗い時間に1人…か?
「かつ兄、部活おつかれ!一緒に帰ろっ!!」
「もしかして、待っててくれたのか?」
「うん!まあ、さつきちゃんと部活やってたら遅くなっちゃったのもあるけど…」
それでもうれしい。部活が遅くなったついででも何でも、待っててくれたこと、一緒に帰れることがうれしい。
「部室に寄ってみてよかった……」
「ん?なに?かつ兄」
「なんでもねぇ。帰んぞ」
素直じゃない俺は、照れくさいのもあって、一足先を歩いた。