社宅アフェクション
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毎日のように続く朝練を終え、疲れた体で教室についた俺と酒田(さかた)は、すぐ直人に捕まった。


「なぁなぁ!!かっちゃん、しゅた、ヤバいよ!!朝からテンションあがる話!!」


無駄にハイな直人は本当にウザい。でも、話を聞いてやるまで止まらない。


「どうしたんだよ、直人」
「メイド喫茶だぁ!!」
「「はぁ?」」


話の脈絡がないから、さっぱり意味が分からない。ただただテンションのあがっている直人の代わりに、真綾の声が飛んできた。


「クラスの出し物の話だよ」
「出し物?昨日、縁日に決まったじゃねぇか」
「他のクラスとかぶっちゃって、ジャンケンで負けて、メイド&執事喫茶だって!」


あれ?なんか1つ、要素増えてね?


「お~い、直人はメイド喫茶っつってるぞ?」
「それは会津の願望だろ?女子の客向けに、執事も用意するんだとさ」


酒田の呼びかけに京子が答えた。
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