社宅アフェクション
テストまでの残りの毎日は、勉強、勉強、そし て勉強が続く日々だった。


休日2日間の流れは以下の通り。
私は朝から自室の机に向かっていた。9時頃、家にきたのは、近くに住む宮崎京子。


「あや子、おはよ!」
「おはよう、京子!本当にいいの?貴重なお休みなのに…」
「いいよ、私は大方テスト勉強済ませてあるしな。おじゃまします」
「ありがとね。部屋はこっちだよ」
「ふっ、さぁ始めようか。感謝の声も出せないくらいのスパルタ勉強会を──」



学校が始まってからの2日間は以下の通り。
教室に入ってすぐ──


「あや子!おはよ!やってるな?」
「おうよ、もちろん!」


お昼休み始まってすぐ──


「あや子!食うぞ!弁当は5分以内な?」
「おう…も、もちろん」


放課後になってすぐ──


「あや子!行くぞ!準備できてんな?」
「京子、真綾は別教室。バカはあっち!」
「も、もちろん自覚してます…」


補習終わってすぐ──


「あや子!やるぞ!覚悟はいいな?」
「も、もち……もうヤだよぉぉぉ(泣)」


私、逃げたいですっ!!!!!!
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