社宅アフェクション

「さぁさぁ、りっちゃんのことはおいといて、部活行きましょ～」


私は、蒼空に引きずられるようにして、部活にむかうのだった。

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演技でミスをしまくり、怒られまくって部活が終わった。着替えると蒼空の帰宅の誘いを断り、ある場所へ向かった。


図書同好会───
ここにくれば、大陸がいるはずだ。


コンコン─ガラッ──


「あのぉ…大陸いますかぁ……」
「あ？なんでお前がここにくんだよ、真綾」
「勝彦!?」


しまった！勝彦がいる可能性を考えてなかったよ～!!


「いや、その、大陸に……だから、あんたじゃなくて大陸に会いにきたの!!!!」
「俺にだったら気持ち悪いわ。つか、なんでキレてんだよ」
「あ、んと……」
「しぼむの早ぇな！あぁ、大陸ならいねぇよ。目黒と材料とりに行ってっから」


どうしよう…と思った時だった。


「あれ、あや姉？どうしたの？」
「大陸!!」


ジャストタイミング!!!!
勝彦の舌打ちが聞こえたのは気のせいだ！