社宅アフェクション
「ん?どうした、あや子」
「えと、なんでみんなここに…」
「本荘から一斉メールきたんだよ?図書同好会を手伝ってくれって」
「え…?」


一斉…メール……?


「勝彦くんの願い事なら、なんでもするわ!」
「普通ならさ、本荘の願いなんて聞かないけどな。野球の試合が近いっていうし、私ももと図書同好会だし、他人事じゃないよな」


佳乃……京子……


「かっちゃんが俺に頭下げる(笑)なんて、一生に一度あるかないかでしょ?恩売っとかなきゃねぇ」
「本荘が野球頑張ってるの、俺知ってるから、こういうことで手助けになるならさ」


直人……酒田くん……


「メールなんてもらってないけど、りっちゃんから聞きました!!真綾お姉さまがいるなら!!」
「蒼空から聞きました!!真綾先輩のためなら例え火の中、水の…っ」


……………


「みんな手伝ってくれてありがとう!!!!僕、すっごく嬉しい!!!!」
「みなさん、ありがとうございます。中途半端な完成度で呪いを受けないように、一丸となって頑張りましょう。えいえいおー」
「「「おーっ!!!!!!!!」」」



「お、お~?」


私、もしかして、勝彦に、はめられた?
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