社宅アフェクション
私は席を立ち上がった。


「ちょっ、話聞いてた?行ったってハニーが悲しむだけ──」


直人の制止を聞かず、私は勝彦のほうに向かっていった。
勝彦は私を見もせず、廊下に出てしまった。


追いかけなきゃ!勘がそう告げた。


お昼ご飯を持って、私も廊下に出た。勝彦は文系棟に走っていく。
なんで文系棟に?あっちにいる知り合いって…大陸!?


「大陸に何の用があるの!?探ってやる!」


私は本来の目的も忘れ、こっそり後をつけることにした。

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