社宅アフェクション

「真綾お姉さま、捕まえたっ♡」
「そ、蒼空!?」
「はい、そうですよ？」


い、急いでるのに～っ!!


「ど、どうしたの？」
「今朝、部門のプリントきましたよね！お姉さまは何にします？」
「私？私は…え～と……」


大陸と同じ部門にしようと思ってたから、全然考えてない。だから早く聞きにいきたいんだけど！


「真綾お姉さま？」
「あ、んと、ほら！大陸って、高校初めての学校祭でしょ？部門のことも知らないと思うし、説明しながら同じ部門にしようかなぁって思ってて！それで……」
「分かりました」


蒼空は携帯を取り出し、何かの操作をした。
そして数秒しないうちに、蒼空はにっこり笑いながら携帯をしまった。


「りっちゃん、装飾部門ですって。お姉さまも決定ですね？」
「あ、はい……」


私は装飾部門員になるらしい。