社宅アフェクション
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夕日が沈み、辺りが真っ暗になる頃、部活は終わった。


「本荘先輩、おつかれしたーっ!!!!」
「おう、おつかれ」


後片づけを担当の1年に任せ、俺は帰路についた。意外にホラー系が苦手な俺。この暗がりに少し恐怖しながらも表には出さず──


「本荘部長ぉぉぉぉぉ~」
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ~っ!!」


だから、俺は意外にホラー系が苦手なのだ。急に木陰から声をかけられ、うかつにも絶叫してしまった。


「部長、びっくりします。大声を出さないでください」
「俺の方がびっくりだ!!!!暗いんだから普通に出てこい、目黒!!」
「だから大声は……近所迷惑です」
「お前の登場の仕方が迷惑だ!つか、その目でこっち見んな!!怖ぇって!!」


こんな暗くなるまで、目黒はここで何してんだ?まさか……


「俺が部活終わるのを待っていたのか?」
「はい。図書同好会の件で、相談がありましたので。しかし、活動日ではなかったので、部活時間外にと思って」
「用なら昼休みに教室にでもこいよ」
「行きました。でもいませんでした」
「あっ……」


そういや俺、大陸のところに行ってた。
とにかく用事を聞いた。
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