社宅アフェクション

目黒の用事を聞いて、俺は後悔した。
家に着いても後悔は続き、風呂に入って勉強して、布団をかぶっても続いていた。

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朝の目覚めは最悪だった。寝不足の目をこすり、朝練で酷使した足を引きずるようにして入った教室は、いつもよりも騒がしかった。


「私、開祭部門になれてるかなぁ！」
「俺もそれにしたぜ！」
「ねぇ、ジャンケンになったらどうしよう」
「やっぱあの部門にすればよかったぁ！」


どうせあと数十分で分かることなのにギャーギャーと……俺、装飾部門になれてるだろうか


「朝学習の前に、各部門の決定者をお知らせします。呼ばれなかった部門はジャンケンです」


学校祭運営委員が急に話を始め、一気に教室が静まり返った。決まった部門と人が次々呼ばれていく。


「次は……装飾部門」


よっしゃ、ジャンケンいらねぇ!!


「本荘勝彦くん」


よし、これで大陸と一緒に……


「……と、2人め、花巻真綾さん。次は……」


………え？
なんで真綾も装飾部門なんだよっ!!!!!!