臆病者の散歩道


あの時はこんなに続く自信なんてなかったけど。

二人とも皺くちゃで。
並んで星を見上げる事が出来たのだから。

きっと。
これが正解。


「何一人で笑ってるの?」

「独りじゃないから笑ってる。」

「???」


星はあの日と同じで輝いていて。
真っ暗な夜道を照らす。


僕等に¨恐れるな¨と囁きながら…







fin.
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