ギャップ彼女 2
しかし、1人の女の子が手を挙げた事によって沈黙は破れた。
「斉藤」
「高瀬さんがいいと思います。」
「えっ…」
声が発せられた方を見たら、高瀬さんとは私の右隣の女の子だったのだ。高瀬さんは、色素の薄い髪色でフアフアのパーマをかけている。パッチリとした目をしていて、可愛らしい顔だ。
あんまり見てもいけないと思い、また視線を黒板に移した。
「いいんじゃない?あゆみ運動部でしょ?」
「…でも…私…」
「もう高瀬さんしかいないよね?」
「いいじゃん。決定!!」
斉藤さんが、提案をすれば、他の女の子達も賛成し始めた。こんなにもみんなに支持をうけるのだからきっと足早いんだろうな
そう思っていた。