ギャップ彼女 2
きっと無理やり押し付けているのであろう。
これは、れっきとした「いじめ」だと認識した
そういえば、今日は朝から高瀬さんは1人で過ごしていた。いつもは、みんなと一緒にいるのに。夏休み中に何かあったのか?
それでも、こういうのは許せなかった。私は思わずバンっと机を叩き、立ちあがっていた。
一斉に皆こちらに注目をしてきた。でも、そんなの関係ない。許せないものは許せないんだ。
『あなた達、いい加減にしたら?高瀬さん、嫌がってるでしょ!!』
私が人前で、こんな事を言うなんて思ってみなかったのだろう。皆、口をあんぐり開けて驚いていた。
「な、なによ?私の提案が間違っているってわけ?」
「美紀は、何も間違っていないよ!!」
「そうよ!」
「あゆみも、ちゃっちゃと引き受けないから、こんな女が出しゃばってくんのよ」
斉藤さんが言えば、その友達も口々に言った。