ギャップ彼女 2
次の日


『おはよう』



愛莉、伊吹、海斗、あゆみと挨拶を交わし席についた。すると、愛莉が椅子ごとこちらに向き、ジッと私を見つめてきた。




『え、えり?どうしたの?』

「…似てる…。」

『えっ?』


真剣な表情のまま呟く愛莉の言葉は、よく聞こえなかったので首を傾げた。




「ねぇ、ちょっとリンに聞きたい事あるんだけど。」

『うん。いいよ。何?』

「リンって姉妹とかいる?それとも双子とか?」

『いないよ~私には弟ならいるけど…。』



ちなみに小学4年生だよと付け加えた。
姉妹か…私は、お姉ちゃんほしかったな…愛莉には姉妹いるのだろうか?




「そっか。実はね昨日、海斗達とキャンディカフェに行ってきたんだ。でね、例の凛音ちゃん見てきたんだけどさ、これがまた、リンにそっくりだったんだよね」


『……。』


ヤ、ヤバイ…。これは非常にヤバい。



「だから、姉妹かと思ってさ~。って、リン聞いてる?」


『……あ、うん』
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