ギャップ彼女 2
「それか、リン本人だったりして~」
『…え…』
冗談交じりにいう愛莉だったが、かなり動揺してしまった私。
「……何、その反応…?…あんた、まさか…」
私があまりにも挙動不審だったのであろう。愛莉が私の耳元でこう囁いた
「凛音って、リンの事でしょ?」
その言葉に思わず頷いてしまった。だって、愛莉をこれからも騙し続けるなんて辛くてできなかった。それに愛莉だったら大丈夫だと思ったんだ…。
「おーい、席つけ~!」
「リン、後で詳しく聞くね」
そんな時、先生が教室に入ってきたので、後で説明する事になった。
今まで騙していたのは事実。夏休みに一緒に行った時だって知らないフリしちゃったし…愛莉怒ってるかな?