ギャップ彼女 2
「でも、リンは、いいなー。」
あゆみはペットボトルのお茶を一口飲んだ後、
体育館の天井を見ながら呟いた。
『ん?』
何がいいのか分からず、首を傾げた。
「生徒会の皆様よ。これこそ逆ハーね♪」
『逆ハー?』
……逆ハーって何?
「うん。リンのおかれてる状況が、まさしく逆ハーって事。」
『あ、そうなの?』
クスクス笑うあゆみだったが、よく理解できなかった。
私のおかれている状況って?