ギャップ彼女 2
「ったく、恥ずかしがり屋だなリンは…。
あ、カフェって言えばさ、俺の学校で今キャンディカフェが流行ってるんだよ。
それがさ、何でもそのカフェに超可愛い子がいるらしいんだ。俺のダチがさ、その子のファンになっちゃったらしくって、一緒に行こうぜって毎回煩いんだ」
『…そうなんだ。』
奏の学校でも流行っているなんて驚きだ。
何だか今さらキャンディカフェで働いているなんて、言いにくくなっちゃった。
そんな事を思っていると、奏は「でも…」と一呼吸あけ続けた。
「俺はリンが一番好きだぜ。他の女の子なんか興味ない。なんせ、俺はリン一筋だからな」
『……。』
携帯ごしだが、その甘い声にドキリとした。それと同時に顔が熱くなるわけで。
ストレートすぎる奏の言葉は、私の胸を熱くする。
「赤くなっちゃって、リン可愛い」
『なっ、ななってなーい!』
これ、テレビ電話じゃないよね?何で赤くなってるのバレたの!?