ギャップ彼女 2

「俺、そろそろ行ってくる」

『頑張ってね!?』

「おう!」


伊吹は、次の競技の大縄に出る為本部を出て行く。


伊吹が出て行ってすぐに、隼人が本部に走ってきた。



「りんちゃん、一緒に来て?」

『…え?私?』

「うん。りんちゃんしかいないと思って。ほら早くいこ?」

『うん』



どうやら、私が借り物らしい。
隼人に手を引かれながらゴールを目ざしたが、周りの人達の視線が痛かった。




何か、注目されてるんですけど!?



しかし、すぐ後ろに誰かが走ってくる気配を感じ、それどころではなくなった。



このままでは、抜かれる!?そう思った私は



『隼人、行くよ!』

「え?」



隼人の手を繋いだまま、ダッシュした。
途中、お題の紙を審判に渡し確認してもらった後、再びダッシュ




そして見事1位でゴールをした。
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