ギャップ彼女 2
怜奈は、私の横にやってきて口を開いた
「花那月さんに、どうしても代わりにやって欲しいって頼まれたの。ふふふ。そういう事で、みんな、よろしくね?」
みんなの顔は怖くて見れなく、私は視線を床に落とした。怜奈が話すものの、みんな沈黙のままだ。
「大丈夫よ。私は、花那月さんみたいに途中で投げだしたりしないから。」
投げだしたくて投げだしたわけじゃない!
―――悔しい。
俯きながら、ぎりっと唇を噛んだ