ギャップ彼女 2
「ギャハハハ~。な、な、何だよ、それ~」
「れ、蓮、笑ったら、ブッ。リンが、リンが――…ごめん、俺、もうムリ、アハハハ~」
「リンちゃんマジ最高~!!」
『……。』
地面を揺るがすほどの大爆笑をぶちまける蓮、伊吹、隼人。
今回は、私、リク、悠斗、翔の4人でゲームをやっていたのだが、私の動きを見ていた3人は開始そうそう笑いだしたのだ。
…ったく失礼な
そう、何を隠そう私はゲームが苦手なのだ。コントローラでキャラを動かそうとすると、自分の体まで動いてしまうのだ。
みんなの後ろについていくだけで必死だ。
まぁ、すぐにやられちゃうけど…
チロリと翔と悠斗を見れば、2人までも必死に笑いを堪えているようだった。
『……』
恥ずかしいんですけど――…
それでも、今この瞬間が楽しくて、嬉しくて、久しぶりに心から笑ったんだ。