ギャップ彼女 2
「何、ジロジロ見てんのよ!?」

『…あ、いえ…すみません…』


金髪彼女(まつげ)を、ジッと見ていたのがバレたようだ。でも、まつ毛取れかかってますよ?なんて絶対言えない。


火に油を注いでしまうだろう…
見ると気になって仕方がないので、だまって床に視線を落とした。


すると、


「だいたいさ、お前なんかが生徒会に相応しくないんだよ!怜奈様以外ありえないんだから」

「生徒会の皆様を、たぶらかさないで!?」

「ブスが調子こいてんじゃねぇ」

「生徒会の皆様に近づくんじゃないわよ!」

「「そうよ!」」

「生徒会やめなさいよ!」





彼女らは口々に言った。


ある程度予想はしていたが、私の答えは決まってる。




『私は、辞めません』




せっかく戻ってこれた場所を、こんな事ぐらいで失いたくないんだ。私は、彼女らを見据えキッパリと言ってやった。
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