ギャップ彼女 2
しかし、


「あなた、生意気なのよ!?」


その声とともに、突き飛ばされ背中に鈍い痛みが広がった。


『……った』



どうやら、倒れる直前に机の角にぶつけたらしい。あまりの痛さに座りこんだまま、思わず顔をしかめた




痛い…




そんな、私の様子を見た彼女らは「いい気味」とクスクス笑い出した。





本当…最悪だ……。



しかもその衝撃で持っていた写真も、床にバラバラと落ちてしまい、それを見た彼女らは




「キャハハ〜マジで自分の写真多いよ〜」

「勘違い女」

「ブ〜ス!!」




私の写真をグリグリと踏みつけながら口々に言ったのだ。
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