ギャップ彼女 2
しばらくしてから、「充電完了」とボソリと呟いた悠斗は、そっと私から離れた。



悠斗の温もりが無くなるのは、やっぱり寂しくて、悲しくなった。



夢から現実に引き戻される気がして…












それにしても充電って……?


意味が分からずキョトンとしていると、悠斗はいつの間にか目の前にいて、柔らかい笑みを浮かべた。



そして…




「リン、これお土産だ」




とポケットから出した小さな袋を渡してきた。






『ありがとう……開けていい?』

「あぁ」





袋を開けると、なんと指輪だったんだ。
リングには、お洒落な模様が彫られていて、とても可愛い。
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