ギャップ彼女 2
「ほらよ」
『蓮!すごーい!ありがとう!』
なんと、蓮は一発で超、超〜特大チョコをGETしたのだ。まさしく神業だ!?
「そんなに抱きついてたら、溶けるぞ」
『だって、夢みたいなんだもん!幸せ〜!』
「安い幸せだな」
『いいんだもーん』
さっきまでの暗い気持ちが、ふっとんだ気がした。ウジウジ考えたって仕方が無い事だ。
今は、楽しまなきゃ勿体無い!
「元気になったか…」
『ん?』
「いや。」
小さく呟く蓮の声は、リンには届かない。