ギャップ彼女 2
そして私は、夢を見た。






「リンちゃん、僕のお嫁さんになって?」

『うん!』



幼い頃の私と、ゆうくんが笑いあって結婚の約束をする夢。そしてーー…




「リン、好きだ。」





と、悠斗にキスされる夢。







唇に感触が残っている感じがしたが、きっと気のせいだろう。
目を覚ました時には、誰もいなかったから…





自分に都合のいい夢だって分かってる。
こんな事、絶対ありえないのにね?






悠斗の隣は、怜奈だ。
結婚するのも、私じゃない。











これが現実だ。
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