ギャップ彼女 2
それにしても、さっきまでのは夢だったの?
夢にしては、ところどころ実際体験したような感覚もあった。
私のせいでと泣いていた幼い頃のあたし。
これも、夢を見ている感覚ではなかった。
それに、ゆうくんとの約束。あの瞳。
確かに昔会った……ような…気がする
―――もしかして……私の記憶の一部?
そうだ。きっと、そうに違いない。
朱里は、ゆうくんによろしくと言った。
じゃぁ、ゆうくんは私の近くにいる人って事。
ゆうくん
ゆう、ゆう、ゆう、…………ゆう………と…?
悠斗の方をジッと見た。
あ…
そういえば
ゆうくんと悠斗の瞳って似ている気がする。
それに、吸い込まれそうなほど綺麗な瞳も。
さっきも間違っちゃったしね?
もしかして…